弐拾弐。マルチーズ


    前に飼っていた3代続いた愛犬です。

   マルチーズは、ヨーロッパで最初から愛玩犬として飼われた犬種として、もっとも古い歴史を持っています。
 紀元前1500年頃、貿易の中継点だったマルタ島にフェニキアの水夫たちが持ち込んだ犬が元になっているといわれています。マルチーズに関する記述は紀元前300年頃に記録されており、ギリシャの美術にはマルチーズと同じような犬が5世紀頃から描かれていました。マルチーズに対する愛情が嵩じて墓標が建てられたという証拠も残っています。
 この犬たちはよくヨーロッパやアジアに持ち出されていきましたが、マルタ島に残ったマルチーズたちは他の犬種と隔離され、何世紀もの間純粋な交配が繰り返されてきたため、結果として独特な特質を受け継ぐことになりました。
 長く、シルクのように輝く純白の被毛はこの犬種のトレードマークですが、初期のマルチーズには白以外の毛色も存在していました。
 14世紀初めにはイギリスに持ち込まれ、上流階級の婦人たちから「抱き犬」として高い支持を受け、著名な著述家たちがこぞってこの犬種のよい評判を書きたがりました。さらに、この犬たちは平凡な犬とは違い、この犬種が絶滅に瀕していたことを示唆する絵画「マルタ島のライオン・ドッグ」(1830年)のモデルになるほどでした。
 その後、2頭のマルチーズがイギリスへ持ち込まれました。本来の目的はヴィクトリア女王への献上物としてでしたが、他の人の手に渡り、この2頭の子孫たちがイギリスで最初にショーに出されたマルチーズとなりました。この時、この犬たちは祖先犬とは関係なくマルチーズ・テリアと呼ばれていました。
 アメリカでは、1877年頃までマルチーズは「マルチーズ・ライオン・ドッグ」として紹介されていました。「ライオン・ドッグ」という名前はアジアの愛好家たちによってつけられたもので、彼らが犬たちの被毛をライオンのたてがみのように切っていたことに由来していると考えられています。その後、1888年にAKCに認定されることになります。この犬種の人気は徐々に上昇し、現在ではもっとも人気の高い愛玩犬のひとつとなっています。

 仔犬の頃
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 大人になった頃(成犬)
  2
 美容室にいくとこんな感じ
 3
 外で走りまわっている所
   5

  いつ見ても可愛いです。

  ほしいけど・・・飼えない

                       E・Tadokoro


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