ロシアがソ連崩壊から25年、旧体制から引き継いだ
対外債務を完済できる見込みがついたそうです。
日本円で約140億。ロシア政府からするとやっと
ここまで来た・・・って感じではないでしょうか?
且つて、ロシアはソビエト社会主義共和国連邦といって
複数の共和国が構成され、またレーニン主義を掲げた
ソビエト共産主義党による1党制の社会主義国家でした。
ソビエト時代、ゴルバチョフ書記長兼議長(後に大統領制が
敷かれ大統領になります)という方がおられ
この方が改革『ペレストロイカ』というものをうちだしました。
今まではマルクス、レーニンの思想に基づいた共産主義
体制を敷いてきてましたが、端的に言うと今までのソビエト体制では
だめだと、事実ソ連の経済は低迷、そして新思考外交(冷戦の終結)
です。実際に冷戦を終結させますが、保守派のクーデターなどがあり、
ゴルバチョフはソ連共産党を解散させました。
俗に、これがソビエトの崩壊と呼ばれるものです。
それぞれの国が独立し(独立国家共同体)になり、そこで経済の
混乱の中ハイパーインフレに陥ります。
年間で物価が70倍になるとか・・・1個100円のパンが7000円に
なったりする現象がおきました。
デノミを実施するなどしインフレ解消へ、その後は
エリツィン大統領が誕生。しかし紆余曲折しながら現在へ。
25年と言っても中身の濃ゆいものだけにロシア政府は完済
にあたっては歴史的なことだ、ととらえているようです。
あの時ペレストロイカがなければきっと時代に遅れた国家
となり孤立した状況なってたかもしれないですね・・・
因みにソ連時代の買い物風景と言えば・・・
当時は買い物に3回の行列に並ぶことが必要。
買い物券”を貰うこと、2回目はその券を”商品券”と交換し、
最後に商品の前に並ぶこと。約3時間だそうです。
E/Tadokoro