殺風景だが整理整頓されている。
親戚の芳子、もう60歳を越えただろうか、
あの頃は若々しさにあふれ、逞しく、ツヤがあり黒々としていた。
今はやせ細り、色あせ、ところどころ白いものも目立ってきている。
一回り年の離れた夫、
去年、先立った。
笑顔が減った気がする。
代わりにため息が増えた。
「いっぽーん、にほーん・・・」
おもむろに芳子は髪の毛を一本ずつ数えだす。
・・・・
何本数えただろうか・・、ふと気づいたように、鏡をみる。
「きゃーーーーーー・・」
「ずいぶんと、毛、減ってしまったわね・・・」
おば の 毛の話でした・・( ̄▽ ̄;)!!ガーン。
moto
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