壱、睦月


  春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。


 冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。 


【口語訳】

 
春は明け方が良い。日が昇るにつれてだんだんと白くなる、その山の辺りの空が少し明るくなって、紫がかっている雲が長くたなびいている様子が良い。 


冬は早朝が良い。雪が降っている朝は言うまでもなく、霜が降りて辺り一面が白くなっているときも、またそうでなくてもとても寒いときに、火などを(台所で)急いでおこして、(部屋の)炭びつまで持っていく様子も、たいそう冬にふさわしい。昼になって暖かくなると、火桶に入った炭火が白く灰っぽくなっているのはよくない。


 『 枕草子 』の一節です。

 昔の人は、生活の中で季節をこのように表現していたようです。

  新年も明け、1月(行く)、2月(逃げる)、3月(去る)という風にも表現します。

 要は、やることが多いのに中々思うように進行しない・・・あっという間に過ぎて

  しまう。
 
 こういったことから、そう言うようになったそうです。

  さて、今週日曜日は大寒波がおそってくると天気予報で言っておりました。

 39年ぶり・・・だとか・・・。

 0℃~マイナス気温の予想だそうです。

 
  懐かしい♬🎶です。
  
  

                         E・Tadokoro

  
 

 

 

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