水についての記事をみつけました。
その説に次のような設問がありました。
よく「水を飲んでも太る」人がいると言われますが、これは本当なのでしょうか?
その説に次のような設問がありました。
よく「水を飲んでも太る」人がいると言われますが、これは本当なのでしょうか?
結論から言うと、これは「嘘」なわけです。
水を飲めば一時的に体重が増えますが、数時間後には尿となって排出されます。また、たとえ尿にならなかったとしても、人のカラダは不感蒸せつといって、呼吸の際や、汗として、絶えず水分が失われていっているものなので、水はいつのまにか使われてしまうのが本当のところ(大体、尿とこの不感蒸せつで、1日2リットル以上の水が失われています)。
水を飲めば一時的に体重が増えますが、数時間後には尿となって排出されます。また、たとえ尿にならなかったとしても、人のカラダは不感蒸せつといって、呼吸の際や、汗として、絶えず水分が失われていっているものなので、水はいつのまにか使われてしまうのが本当のところ(大体、尿とこの不感蒸せつで、1日2リットル以上の水が失われています)。
水は生きていく為に必要ですが、全くカロリーがない。
故に、太らないはずなのです。
例えば、極端な話、海で漂流して、水しか飲めなかったという方が救助されたというニュースがたまにありますが、そういった方がその漂流の間、太るということは絶対ありえないですよね。
つまり、「水をのんでも太る」と思っている人は、「自分が実際に食べている量」と「自分が実際に食べていると思っている量」の間にずれがあるということです。
人間の食欲とは、
故に、太らないはずなのです。
例えば、極端な話、海で漂流して、水しか飲めなかったという方が救助されたというニュースがたまにありますが、そういった方がその漂流の間、太るということは絶対ありえないですよね。
つまり、「水をのんでも太る」と思っている人は、「自分が実際に食べている量」と「自分が実際に食べていると思っている量」の間にずれがあるということです。
人間の食欲とは、
・実際に食べ物が体に入ったことを神経か血液を介して脳の視床下部という所が認識すること
・今までの経験や記憶、価値観、それに伴った好みを脳の大脳皮質という部分で処理して、視床下部に指令を送ることの2つでコントロールされているのです。
人間は、ほかの動物に比べて脳が発達しているので、後者の部分の比重が大きいと考えられています。
だから、「いままで食べておいしかった」とか「なんとなく食べたい」とか、そういった今までの記憶や習慣、気持ちといった、ある意味高い脳の機能が、実際の食物を介して送られるカラダの情報を超えてしまうのだと考えられています。
つまり、「水を飲んでも太る」と考えている人はこの脳の高次機能によって「実際に食べている量」より「自分が食べていると思っている量」が少ないという錯覚を起こしているということなのです。
E/Tadokoro
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